私の母親は、9人兄弟の末っ子。
末っ子が理由かどうか不明ですが、相当な負けず嫌いです。
母は、自分だけ負けず嫌いをやっていれば良いのですが、私が負けても悔しがり私を罵倒しました。
「○○ちゃんに負けている」
「悔しくないのか?」
幼稚園くらいの頃は、友達に負けても気にしていませんでしたが、だんだん「母に罵倒されたり怒られるから負けたくない」という気持ちになっていきました。
母は、私の友達の良いところと私のダメなところを比較して、「だからお前はダメなんだ」と私に言い続けていました。
母は弟と私を比較してもいました。
比較されると、だんだん相手に敵対心を持つようになります。
私と弟の兄弟仲は最悪でした。
母は何の考えもなしに、私を他人と比較し、私が劣等感を持つようにし向けていたような感じでした。
もくじ
ヒステリックな虐待
小さい頃の母の思い出と言えば、母から受けた虐待です。
鼻血を出しても殴られ蹴られ、力で私を服従さえようとしていました。
テレビを見ていたら台所の方から急に飛んできて私を殴りだしたり、急にがみがみ言ってきたり。
一体この人は何で怒ってるんだろう?と思うほど、私はなぜ怒られているのか分からずに殴られ続けました。
怒られて怖いという気持ちと母親が憎らしい気持ちだけしか残りませんでした。
母の私に対する発言と態度が私の自己否定感と劣等感を増長させました。
母への反発
母にはずっと反発していました。
私を誉めたことは無く、どんなに頑張ってももっと頑張っている人と私を比べて「もっと頑張れ」と言いました。
そして、母は私を見ることなく自分の理想を私に押しつけていました。
私のことなど1ミリも知ろうとしないで、一般的にすごいと言われている人を引き合いに出して私と比べ、「だからお前はダメなんだ」と言っていました。
洋服も母の趣味のものしか着せられなかった
私は一人暮らしをするまで自分で自分の好きな洋服を買うことができませんでした。
洋服を買いに行っても私が選んだ洋服は「おかしい」と言い、母のお気に入りしか買ってもらえませんでした。
私が勝手に買った洋服は、「そんな服、似合わない。おかしい」と散々けなしました。
母と一緒に生活するのは本当に嫌になっていました。
子育ての本
高校時代たまたま読んだ子育ての本がありました。
その本には、母が私にやっていたことのほとんどを「やってはいけないこと」だとはっきりと書かれていました。
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兄弟同士比較してはいけない
自分の趣味を子どもに押しつけてはいけない
理由もなく殴るのは良くない
子どもに自分の理想を押しつけては行けない
など、題名は忘れましたが、「母のやっていることは間違い」だとはっきりと分かりました。
母は外から見たら完璧な良妻賢母
母はおしゃれできれい好き。まめまめしく働き、人当たりも良かったので近所でも母を悪く言う人はいませんでした。
私に見せる顔とは全く違う顔をして生活していました。
母は良妻賢母を演じきっていたのでした。
ずっと母が嫌いだった
ずっと母が嫌いでした。
私のことを理解しようとせず、自分の価値観を押しつけて私を否定し私の心に深い傷が残りました。
母が強烈に私に与えた影響で、年上の女性はみんなヒステリックだと思っていましたから、ご機嫌を損ねないようにかなり気を使いました。
母を嫌い憎しんでいた数十年
母と離れて暮らすようになっても、時々母の声が耳元で聞こえて私を罵倒し、誰かと比べ私をけなしているよう錯覚が起きました。
私は母のような人に育てられたせいで、劣等感の強い人間になってしまったとずっと思い続け、母を憎んでいました。
潜在意識を癒したら母が穏やかになった
潜在意識を学び、潜在意識を使って幼い頃に母親から受けた傷を癒しているうちに、なぜか母も穏やかになっていきました。
年齢のせいもあるかもしれませんが、勝ち気でとげとげしかった母がまろやかになっていったのです。
私のような体験をされる方は結構多く、自分自身の潜在意識を癒しているうちにお母さんの潜在意識も癒されていくという連鎖がたくさん見らるようです。
母が私の母であった理由
ずっと母のことを恨み続け、「どうしてあんな母親の元に生まれてきたのか」運命を呪っていた時期もありましたが、母が私の母であった理由がだんだん分かるようになりました。
母のお陰で私が成長できたと素直に思えるようになっていました。
あのような母でなければ、私は怠け者だったし、色んな学びを得られませんでした。
その他にも母のお陰と思われるものがたくさんあり、私は母を選んで生まれてきたのだし、母を大好きだったと素直に思えるようになっていました。
母との関係修復にとても有効的だった潜在意識の力ってすごいなぁと改めて思っています。
アダルトチルドレンで心に傷を抱えているならば、潜在意識の力を使ってみると癒しは加速度的に進んでいきます。
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