学校から帰ってくるとすぐにゲーム、
休日は朝からゲーム。
「ゲームやめなさい!!」
キリキリと私が叫んだところで、全く効力なし。
そんなわが子がある日からぴったりとゲームを止めました。
わが子はどうしてゲームを止めたのか?
ゲーム中毒は恐ろしい
ゲームに夢中になりすぎると、恐ろしい弊害が起きます。
切れやすくなったり、無気力になったり精神的なものから、人間関係が築けなくなり、引きこもり、不登校になったり、学力が低下。更に夢中になりすぎて興奮するため、夜眠られなくなったり。
その他、視力の低下なども問題視されています。
うちの子も、かなり危ない状態でした。
ご飯の前に、呼んでもゲームに夢中で無視。
夜も寝付きが悪く、朝はギリギリまで寝ているし。
集中力も散漫で学力も低下。
更に、元々少なかったお友達ともだんだん遊ばなくなり、ゲーム三昧。
子どもに、ゲームの時間制限をやったところで守らないし、そのたびに子どもと険悪なムードになりました。
ホント、何度もゲームを捨てようと思ったか分かりませんし。実際にマンションのベランダからゲームをわざと落としました。
それでも、子どもには強力な味方がいる(旦那と祖父母)ため私の一人相撲。仕舞いには、「私が悪い」という話にまでなっていました。
確かに、一日中子守は耐えられなかったので、ゲームに子守をさせてしまった私がいけなかったかもしれません。
それでも、ここまでゲーム中毒がひどくなるとは考えてもいませんでした。このまま子どもゲーム中毒が進むとどうなるか?考えただけでも恐ろしくなりました。
ゲーム中毒は頭ごなしに言ってはダメ
ゲーム中毒を止めさせるために、何度も子どもを怒鳴りつけ、ゲームを取り上げましたがそれでは全く効果がありませんでした。
私と子どもとの関係が険悪になるだけでした。
私の実家での変化
困り果てていた状況で、夏休み私の実家に帰りました。
私の実家に帰っても子どもはゲーム三昧でした。
祖父母(私の両親)に、ゲームを止めてもらうように言ってくれと言っても祖父母は、孫に嫌われたくないので言いません。
半ばあきらめていたとき。祖父母たちが子どもに、こんなことを言っていました。
スポンサーリンク
「○○ちゃんはすごいね、勉強頑張って、お手伝いもちゃんとして」
イヤイヤ、さすがにそれはやっていないのに言ったところで何にもなんないでしょうと、祖父母の非現実的な言葉を冷ややかに見ていた私。
子どもも、そんな祖父母の言葉を聞いているのかいないのか?ゲームに夢中でした。
変化は帰宅してから起きた
驚いたことに、祖父母宅から帰ってきて子どもは私にきっぱりと言ったのです。
「もう、ゲーム止める」
私は、「嘘でしょう??」と心の中で思いながらも、「そうだね、止めな」と子どもの意志を生返事で受け流すしかありませんでした。
子どもがゲームを止めるなんて期待するだけこちらが裏切られたときのショックでまた更に子どもに厳しく当たってしまいそうだったからです。
それから子どもはゲームをぴったりと止めました。
ゲームする代わりに、子どもは、勉強とお手伝いを頑張るようになったのです。
私は気がつきました。
勉強して、お手伝いしてって・・・私の両親が孫である子どもに言っていた言葉を実行しているではありませんか!!
本当に不思議でした。
どちらを見るか?
だけど、何となく分かりました。
子どもはゲームをやるのは本当は良くないと思いながらやっていたけど、私が真正面からガミガミゲームを否定していたため、意地になってやっていた面もあったかもしれません。
しかし、祖父母がゲームのことは一切ふれずに、孫の理想の姿(孫の良い面)を強調したので、祖父母に良いところを見せようと自分を変えたようなのです。
人間、誰でも良いところと悪いところ、マイナスな現実とプラスの理想があります。モノゴトも、悪い面と良い面があります。
人間の悪い面やマイナスの現実ばかりに焦点を合わせていると、どんどんモノゴトは悪い方向に行ってしまう傾向があります。
だけど、人間の良い面やプラスの理想に焦点を合わせれば、徐々にそちらにモノゴトが向かい、現実がいつの間にか変わっていたという事実もあります。
マイナスの現実にばかり目を向けずに、プラスの理想を見るようにしていれば、モノゴトは良い方向に変わっていく、子育ても人間関係、自分自身も。
プラスの理想は、可能性とも言います。可能性をどこまでも信じる。それは、人間の「想像力」でしかできないことです。
人間の持つ「想像力」をもっと生かして、未来をもっと良い方向に変えていきましょう♪
スポンサーリンク