アダルトチルドレン 機能不全家族

アルコール依存症の父親が酒を止められない理由

アルコール依存症
この記事の所要時間: 334

父はアルコール依存症です。

退職してからは、午後4時過ぎになるとチビチビとお酒を飲み始めるようです。
「体に悪いから止めてくれ」と私や孫が言っても聞きません。
全く止める気配すら見えない、その理由とは?

アル中の父が酒を止められない理由

父は、暴力的な親から理不尽な虐待を受けて育ちました。幼い頃、何度も殺されかけたと言うほど酷い暴力で、心の中には恐怖心が植え付けられました。父は父親(私の祖父)を憎みながらも絶対服従を強いられてきました。

それゆえ、祖父が存命中、実の父(祖父)に対してまともに何も言えませんでした。
父50歳、祖父75歳という明らかに父親の方が立場が逆転した状態でも父は祖父に対して恐怖を抱いていました。

祖父が亡くなり、棺桶に入った状態でも、恐る恐る棺桶をのぞき込んでいました。

父親は強がっていたけど弱かった

父親は、私にも厳しく、勉強や学校生活については敏感に反応していました。

厳しかった父の様子

私が中学の時は、PTAの会長に自ら立候補してPTA活動も積極的に行い、周りからは教育熱心だと思われていました。

子どもは、一生懸命勉強して良い成績を取り、大学まで進めば将来は安泰だと信じていました。

父親は、子どもの心や適正を全く考えず、学校教育と一般的なレールに子どもを押し込もうとしていました。それが安全な道だからです。

公務員だったこともあり、よけいに学歴社会の現実を感じていたのかもしれません。

父親の理想通りになれなかった息子

父親の失敗は、子育てに現れました。

特に、息子に関しては酷いしっぺ返しを食らったかのように見事に思い通りには行きませんでした。

息子(弟)も頑固なところがありますが、父親の思い通りにやってもダメだった、それが挫折になって心を閉じてしまいました。

スポンサーリンク

父親がもう少し息子の心を考えて上げられるだけの余裕があったら、もう少し事態はましになっていたかもしれません。

父親自身が自分の心を見ないようにしてきたし、自分の心と向き合えば恐怖でいっぱいだから自分の心から逃げたかったからかもしれません

そして目の前の思い通りにならない現実からの逃避。それが父親がアルコールを止められない理由です。

酔っぱらうと、無意識の世界に逃げ込めます。意識の緊張が取れ、恐怖心も突き破り、心が軽くなって力がみなぎる感じが無意識の世界にはあります。この無意識の世界で父は自分自身の心を癒しているのかもしれません。

酔っぱらう以外にも無意識に入る方法はある

アルコールの力を借りて父は無意識の状態になっているようですが、放っておくと一升瓶の日本酒を全部飲んでしまうほどです。

血圧の高い父にはアルコールは身体に良くありません。父と離れて住んでいる私からすれば、いつ倒れるか?いつもヒヤヒヤしています。

以前、アルコールを飲まなくも無意識の状態になる音声を送ったのですが、一度聞いて怖くなったようでそれからは聞いていないと言っていました。

父親の心の傷は深い

父親の心の傷は深く、その傷で自らを傷つけ、息子を傷つけ、周りを傷つけています。元々は祖父の暴力が大きな原因。祖父は戦争に出兵したことで心に何かしらの陰を落としました。

戦争なんてやっちゃいけませんね。

平和な未来を願う

その祖父の曾孫である私の子どもは今月、修学旅行です。旅行先は原爆ドーム。修学旅行に行く前から当時の様子や戦争について事前に勉強しています。

子どもが修学旅行で原爆ドームを訪れる日、アメリカのオバマ大統領が原爆ドームを訪れるそうです。

祖父がが戦った国の大統領と曾孫が同じ日に同じ場所で平和を祈る。私にとって、とても感慨深いものがあります。

未来永劫戦争は終わって欲しいと、きっと祖父も思っているでしょう。

父の心にも平和が訪れますように。アルコールを頼らなくても。


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です