中身は、新生児の産着。
普通は子供がある程度大きくなったら捨てると思うのですが私は捨てられません。
その理由は?
産着を捨てられない理由とは?
捨てられない産着は子供が赤ちゃんの時に来ていたのですが、実は私が赤ちゃんの時にも着ていたモノなのです。
昔の産着なので、生地が上質。縫い方もしっかりしていたため全く古さを感じさせませんでした。
母がずっと実家の屋根裏部屋のようなところに保管してあったのを私がお産の時に「赤ちゃんの産着ならたくさんあるよ」と言って持ってきたのでした。
その産着は、私が着た後、弟が着て、その後いとこが着たようです。くたびれた感じもなく、数十年の年月の経過も全く感じさせないほど新鮮な状態でした。
母が30年以上保管していたということにも驚きましたが、私の産着を私の子供が着るという人生の予想外のできごとにも感激したものでした。
結局、うちの子がその産着にお世話になったのは、ほんの3ヶ月も無かったと思います。
二人目が生まれたらと思って保管していましたけど、結局生まれず。捨てるタイミングも見失い、10年以上放置したままでした。
2度の引っ越しにもこの袋のまま移動。
とうとう袋がボロボロになってしまったので、恐る恐る中身を出してみました。
圧縮袋まで購入。
そして「子供の子供(孫)が生まれたときに着せよう」と考えてしいました。その予定もあるのかないのか不確かなな予測。ここで本当は処分してしまった方が良かったかもしれません。
しかし、まだ捨てる決心が付かず、もう少し持っていようと思います。
今回産着と布おむつを保管したスポーツバック。
このスポーツバックも全く壊れる様子もなく。ずっと旅行などの時に使い続け、結婚式の引き出物でもらったスポーツバックが来るまでは現役で活躍していました。
捨てるタイミングを完全に失ってしまったので多分、私が死ぬまで持っているかもしれませんね。
捨てられない人は、モノと一生つきあう覚悟で購入する
今回の子供の産着の件もそうですが、使い込んだものを捨てるのは非常に心が痛みます。
先日、サイズの合わない靴を7足も捨てましたが、私にとってはイレギュラーな行動。数回しか履いていないからできたのです。
本当はモノを使い込んで末永くおつきあいしたいと思うタイプです。
タオルもごわごわになったら、雑巾やお風呂場のマットレスにしてボロボロになるまで使い込みたいし、実際にそうやっています。
こういう人は安易にモノなんて購入してはダメですね。使いきって捨ててしまった後、その捨てたモノの代わりをするモノを購入するというサイクルでモノを購入していくのがちょうど良い感じです。
モノとのお付き合いは物語がある
こうやって、まだ私が手放せずに残しているモノを改めて見てみると、モノとのお付き合いには物語があります。歴史があります。
使い込めば使い込むほど愛着を感じ、まるでペットを育てている感じです。私の同居人と言っても良いかもしれません。家族かもしれません。
生活を豊かにしてくれるモノたちとの関係をもっともっと楽しんでいきたいなと考えているからなかなか断捨離が進みません汗。