思考が現実化すると言っても、突然、お金がポンと目の前に出てきたり、素敵な人が登場したり、仕事が降って沸いてきたりするわけではありません。
どんな現象でも最初に現れるものがあります。
それが、トキとトコロです。
ところで、タカミムスビやカムミムスビはどこかで聞いたことがありませんか?
タカミムスビとは?
「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに「創造」を神格化した神。
*カタカムナでは、「ムスヒ」は、ㇺスで発生する、ヒは現象界(目に見える世界)の最初という意味で、現象界に最初に発生するという解釈になります。
カムミムスビとは?
生活の中のタカミムスビとカムミムスビ
タカミムスビとカムミムスビは、トキとトコロとして潜象界(見えない世界)からどんどん現象界(見える世界)に現れてきます。
このトキとトコロをとらえるというのが、「今」をとらえることであり、「今」をとらえることで未来もとらえることができます。
未来をとらえることができるというのは直感力が高まると言うこと。
直感力が磨かれれば、常に先が見えるので何も怖いモノはないですね。
「今」この一瞬、一瞬をどうとらえ、どう生きるか?が上手により良く生きる術。
逆に、過去にとらわれていては、今も未来も過去に消されてしまいます。例えば過去の失敗や成功。このようなもので現実に生きられない状態になり、酷くなると心を病んでしまいます。
「今」この瞬間を生きるために、常に、目の前のトキとトコロをとらえる。これだけで人生が良い方向に回転していくものです。
生きるって物凄く単純。シンプルです。
生活の中で常に、このタカミムスビとカムミムスビをとらえる習慣をつけていきたいものですね。
カタカムナのウタヒ第七首
読み方
マカタマノ
アマノミナカヌシ
タカミムスヒ
カムミムスヒ
ミスマルノタマ
意味
マという見えない世界にカというエネルギーが働き、タマとなり、そのタマが見える世界に現れるのは、トキとという素量である、カムイミムスビとトコロという素量であるタカミムスビが、二つくっついたミスマルノタマ。このトキとトコロのミスマルノタマが最初にこの世を作ると言っています。
「アウノスベ」の具体的な説明(シレ)として、我々の生命(ミコト)は、生命体を構成する「タカミ」と、生命活動をいとなむ「カムミ」とによって維持されている。そのタカミ・カムミを発生(ムス)する根源(ヒ)は、アマノミナカヌシである。それは、マとカのノしたアマの中心核的な(ミナカ)存在(ヌシ)であるが、目にみえぬミスマルの(ノ)タマである、というサトリの表明である。