元々性格はかなりネガティブ。
被害者意識の固まりで、気に触るようなことを言われるとワンワン泣いて相手を恨んで、根に持つタイプでした。
幼少の頃は母親に「明るくしなさい」と言われていました。
しかし当時は何をどうすれば良いのか分からず、私の中で「明るい性格になる」というのが重大なテーマになっていた時期がありました。
今は明るい性格になったとはまだまだ言えませんが、少なくとも「暗い」とか「存在感ない」と言われることはなくなりました。
私はどうやって根暗な性格から脱出できたのか?
明るい性格の意味が分からなかった
根暗な人生が日常だった私は「明るい性格」というものが分かりませんでした。
母親は、「いつもニコニコしていれば明るい性格になる」と言っていました。
私は、ニコニコ笑っていると明るい性格になるのか?
腹の底では恨んでいても顔が笑っていれば明るい性格になるのかとても疑問でした。
また、ポジティブに考えれば明るい性格になるとも言われていて、何でもポジティブに考えるようにしていました。
悪いことが起きたら、「良いことの前触れだ」と考えたりしていました。
しかし、ポジティブな思考を取り入れても、性格まで明るくなった実感はありませんでした。
更に更に、何でも重々しく考えず、軽く考えるようにすれば心が明るくなると言う人もいて実際にやってみました。
「軽く考える」という考え方の変化は意図的にやっているので変化している実感があったのですが、だからと言って性格が明るくなったとは思いませんでした。
性格が明るくなるとは?
そもそも、性格が明るくなるとは何なのか?それが全く分からなかったため、表面的なことばかりを変えようとしていました。
しかし、性格が明るいとか暗いとか個人の気質の問題でもあり、そう簡単に変えられるようなものでもないことがだんだん分かってきました。
そしてふと思ったこと。
性格が明るいとは、周りを明るくする人のことで、性格が暗いとは、周りを暗くする人のことなのだと。
自分の性格を変えることは至難の業ですが、周りを明るくすることは私でもできそうな感じがしました。
その具体的な方法は、大きな声で挨拶をすること。
たったこれだけでした。
大きな声で挨拶をするだけで、相手のこちらへの印象がぐっと変わりますから。
「おはようございます!」
「こんにちは!」
「さようなら!」
たったこれだけ。
挨拶をきちんとやっただけで、「●●さんは、いつも明るくて元気で良いですね」と言われるようになったのです。
性格全く変わっていません。
元々私は声が小さく、ボソボソと言うタイプ。
挨拶も恥ずかしくてあんまり積極的にできないでいました。
根暗と言われたのはこの挨拶が元気にできないことが大きな要素だったのです。
性格はまだネガティブですが、周りからは明るい性格だと言われるようになりました。根本的な問題はまだ解決していませんが、これはこれでOK。
明るい性格になるために頑張るというテーマは私の中では解決しました。
そして、今では根暗を楽しむ人生を満喫しています。